ガイド
遺品整理の進め方と費用の目安
いつから・何から・業者の選び方
遺品整理は、気持ちの整理とあわせて進めるものです。始める時期、先に探しておきたい大切なもの、業者に頼む場合の費用の目安と選び方をまとめました。
いつ始める?
四十九日の法要のあと、親族が集まる機会に形見分けとあわせて始めることが多いです。賃貸住宅なら退去の期限、持ち家を売るなら売り出しの時期にあわせて計画します。
相続放棄を考えている場合は注意が必要です。故人の財産を処分したり使ったりすると、相続を認めたとみなされ、放棄できなくなることがあります。相続放棄の注意点を先に確認してください。
最初に探しておくもの
- 遺言書自筆のものは開けずに、家庭裁判所で検認を受けます
- 通帳・キャッシュカード・印鑑
- 不動産の権利証(登記識別情報)・固定資産税の通知書
- 生命保険の証券・年金の書類
- 借金やローン・クレジットカードの明細相続放棄を考えるときの判断材料になります
- スマホ・パソコン(デジタル遺品)
進め方
- 相続人で話し合ういつ、だれが、どこまで片付けるかと、費用の分け方を決めます。
- 大切なものと書類を探す上のリストのものを、処分する前に分けておきます。
- 形見分け残したいものを、親族で分けます。
- 残りを仕分けて処分市区町村の粗大ごみ、リサイクル・買い取り、業者への依頼を使い分けます。
業者に頼む場合の費用の目安
| 間取り | 費用の目安 |
|---|---|
| 1R・1K | 3万〜8万円 |
| 1DK・1LDK | 5万〜20万円 |
| 2DK・2LDK | 9万〜30万円 |
| 3DK・3LDK | 15万〜50万円 |
| 4LDK以上 | 20万〜60万円以上 |
荷物の量、階段しかない建物か、家電の買い取りがあるかなどで大きく変わります。必ず見積もりをとって確認してください。
業者の選び方
- 見積もりは2〜3社から:訪問して見積もってもらい、金額と作業内容を比べます。
- 追加料金の条件を確認:「当日に追加料金」とならないよう、見積もりに含まれるものを書面で確認します。
- 許可を確認:家庭の不用品の回収には市区町村の許可が必要です。許可業者と提携しているかも含めて確認します。
- 貴重品の扱い:作業中に見つかった現金や書類を、きちんと引き渡してくれるかを確認します。
よくある質問
遺品整理はいつから始めればいいですか?
決まりはありませんが、四十九日の法要のあと、親族が集まったときに形見分けとあわせて始めることが多いです。賃貸住宅の場合は、退去の期限にあわせて早めに進めます。相続放棄を考えている場合は、財産を処分すると放棄できなくなることがあるので、先に決めてから始めます。
業者に頼むときの注意点は?
見積もりは複数の業者からとり、追加料金の有無を確認します。家庭の不用品を回収するには市区町村の許可(一般廃棄物収集運搬業)が必要なので、許可を持っているか、許可業者と提携しているかを確認しましょう。買い取りをする業者は古物商の許可も必要です。
スマホやパソコンの中身はどうすればいいですか?
ネット銀行・証券、サブスクの契約、写真などの「デジタル遺品」がないか確認します。解約しないと料金がかかり続けるものもあるので、郵便物やメール、通帳の引き落としからも探しましょう。