文例

香典返しのお礼状(挨拶状)の文例
仏式・戒名入り・神式・キリスト教・寄付したとき

香典返しのお礼状は、葬儀に来てくださったことと、香典へのお礼、法要を終えたことを伝える挨拶状です。宗教や状況ごとの文例を、名前や日付を入れかえて使えるように並べています。

弔事の挨拶状の一般的な形です。地域や家の習わしがあれば、そちらを優先してください(2026年10月確認)

要点

  • 四十九日の法要を終えたあと、香典返しの品物に添えて送るのが一般的
  • 句読点を使わず、区切りは1字空ける。「重ね重ね」などの重ね言葉は使わない
  • 神式・キリスト教では、言葉や時期が少し違う
目次(7)
  1. 基本の形(仏式)
  2. 戒名を入れるとき
  3. 神式・キリスト教
  4. 香典を寄付したとき
  5. 手書きの一筆
  6. 書くときに気をつけること
  7. よくある質問

基本の形(仏式)

謹啓

先般 亡父 山田一郎 儀 永眠の際には

ご多用中にもかかわらずご会葬を賜り ご丁重なるご厚志を賜りまして

誠にありがたく 厚く御礼申し上げます

おかげをもちまして 四十九日の法要を滞りなく相済ませました

つきましては 供養のしるしに 心ばかりの品をお届けいたしますので

ご受納くださいますようお願い申し上げます

本来であれば拝眉のうえ御礼申し上げるべきところ

略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます

謹白

令和八年九月

喪主 山田花子

外 親族一同

「謹啓・謹白」は省いてもかまいません。日付は、出す年と月だけを書くことが多いです。

戒名を入れるとき

亡父 山田一郎 儀

(戒名)○○院○○○○居士

永眠の際には ご懇篤なるご弔意と ご丁重なるご厚志を賜り

誠にありがたく 厚く御礼申し上げます

このたび 七七日忌の法要を営みました

供養のしるしに 心ばかりの品をお送りいたします

なにとぞご受納くださいますようお願い申し上げます

略儀ながら書中をもちまして御礼かたがたご挨拶申し上げます

四十九日を「七七日忌(なななのかき)」「満中陰」と書くこともあります(関西では満中陰志と書くことが多くあります)。

神式・キリスト教

神式(五十日祭のあと)

亡父 山田一郎 儀 帰幽の際には

ご会葬を賜り ご丁重なるご厚志を賜りまして 厚く御礼申し上げます

おかげをもちまして 五十日祭を滞りなく相済ませました

つきましては 偲び草のしるしに 心ばかりの品をお届けいたします

略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます

キリスト教(召天記念日のころ)

亡父 山田一郎 召天の際には

ご多用のところご会葬を賜り 温かいお心遣いをいただき 心より感謝申し上げます

おかげさまで 記念の集いを無事に終えることができました

ささやかではございますが 記念の品をお送りいたします

略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます

神式では「供養」「冥福」「成仏」といった仏教の言葉を使わず、キリスト教では「ご愁傷さま」「お悔やみ」などの言葉も使わないことが多いです。

香典を寄付したとき

亡母 山田幸子 儀 永眠の際には

ご丁重なるご厚志を賜り 誠にありがとうございました

おかげをもちまして 四十九日の法要を滞りなく相済ませました

つきましては 故人の遺志により お寄せいただきましたご厚志の一部を

○○(寄付先の名前)に寄付させていただきました

何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます

略儀ながら書中をもちまして御礼かたがたご報告申し上げます

寄付した先と、寄付したことを書きます。品物は送らず、このお礼状だけを送ります。

手書きの一筆

印刷の挨拶状に、親しい方へひとこと添えるときの例です。

父の葬儀では 遠いところをお越しいただき ありがとうございました

父も喜んでいたと思います

どうぞお体を大切になさってください

書くときに気をつけること

香典返しの品物の代金は、相続税の計算で遺産から引けません(葬式費用の計算)。

よくある質問

お礼状はいつ送りますか?

仏式では、四十九日の法要を終えて忌明けしたあとに、香典返しの品物に添えて送るのが一般的です。葬儀の当日に品物を渡す「当日返し」のときは、会葬のお礼状と一緒に渡すことが多く、高額の香典をいただいた方には、忌明けにあらためて品物とお礼状を送ります。

句読点は使わないのですか?

弔事の挨拶状は、句読点を使わずに、区切りを1字空けて書く習わしがあります。印刷の文面でよく使われる形です。手書きで一筆添えるときは、気にしすぎなくてかまいません。

香典を寄付したときは、どう書きますか?

故人の遺志などで香典を福祉団体などに寄付し、香典返しをしないときは、そのことを書いたお礼状だけを送ります。下の文例を使ってください。

メールやLINEでお礼をしてもいいですか?

親しい間柄なら、まず電話やメッセージでお礼を伝える人もいます。正式なお礼は、品物に添えた挨拶状で伝えるのが一般的です。

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