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数字で見る相続
相続税・相続放棄・遺産分割・遺言・空き家

亡くなる人の数、相続税がかかる割合と財産の中身、相続放棄・遺産分割・遺言の件数、相続登記と空き家を、国の統計でまとめました。数字は、それぞれの資料の最新の結果です。

2026年10月に各資料の最新の結果で確認しました確かめ方

要点

  • 1年間に亡くなる人は約159万人(2025年)。相続税がかかるのは亡くなった人の10.4%(2024年分)
  • 相続放棄は32万3,524件(2025年)で、毎年増えている
  • 家庭裁判所で分けた遺産の77.6%は5,000万円以下。もめるのは財産の多い家だけではない
目次(6)
  1. 亡くなる人と相続税
  2. 相続財産の中身
  3. 相続放棄
  4. 遺産分割でもめたとき
  5. 遺言
  6. 相続登記と空き家

亡くなる人と相続税

2025年に亡くなった人は158万9,533人で、1日にすると約4,355人です(厚生労働省「人口動態統計」)。

相続税がかかったのは、2024年に亡くなった人の10.4%(16万6,730人)で、前の年より0.5ポイント上がりました。相続税がかかった人の遺産(課税価格)は1人あたり平均1億4,025万円、税額は1人あたり平均1,946万円です(国税庁「令和6年分 相続税の申告事績の概要」)。このほかに、申告はしたが税額がなかった人が3万9,755人います。

自分の家でかかるかどうかは、相続税の計算で確かめられます。

相続財産の中身

相続税がかかった人の財産は、現金・預貯金がいちばん多く34.9%、次が土地の30.2%、株などの有価証券が17.8%です(2024年分)。

相続財産の内訳(2024年分)現金・預貯金など34.9%土地30.2%有価証券17.8%家屋4.8%そのほか12.3%
相続税の額がある申告の合計(24兆5,415億円)に対する割合。国税庁の資料の金額から計算しました。

相続放棄

家庭裁判所が受け付けた相続放棄は、2025年に32万3,524件で、毎年増えています(最高裁判所「司法統計年報 家事編」)。相続人がそれぞれ申し立てるので、亡くなった人1人につき何件にもなることがあります。期限を延ばす申立て(期間の伸長)は1万318件、限定承認は637件でした。

相続放棄の受付の件数2019年225,416件2023年282,785件2024年308,750件2025年323,524件
最高裁判所「司法統計年報 家事編」から作成。

手続きと期限は相続放棄の手続きにまとめています。

遺産分割でもめたとき

遺産の分け方を決める家庭裁判所の調停は、2025年に1万7,297件が申し立てられました。調停や審判で実際に分けた8,321件のうち、遺産が1,000万円以下は35.3%、5,000万円以下は77.6%です。もめるのは、財産の多い家だけではありません。

家庭裁判所で分けた遺産の額(2025年)1,000万円以下2,938件1,000万円〜5,000万円3,519件5,000万円〜1億円944件1億円〜5億円541件5億円をこえる60件
認容・調停成立で分割した件数(分割をしないものを除く)。額がわからない319件は除いています。

特別受益・寄与分と調停の費用は遺産分割でもめたときで計算できます。

遺言

2025年に作られた公正証書遺言は12万3,891件です(日本公証人連合会)。法務局に自筆の遺言書を預ける制度は、2025年に2万2,550件の申請があり、2020年7月の開始からの累計は12万9,598件です(2026年8月末。法務省)。家庭裁判所の検認(自筆の遺言書などを開けて確かめる手続き)は2万3,523件でした。

遺言の件数(2025年)公正証書遺言の作成123,891件自筆の遺言書の検認23,523件法務局への保管の申請22,550件
日本公証人連合会・最高裁判所・法務省の発表から作成。

公正証書遺言の費用は公正証書遺言の費用、検認は遺言書の検認で確かめられます。

相続登記と空き家

相続登記が義務になって初めての1年(2025年)に、相続による土地の名義変更の登記は116万7,635件、建物は20万5,799件ありました。登記の代わりに義務を果たせる「相続人申告登記」は、土地で6,259件です(法務省「登記統計」)。

2023年の空き家は900万2千戸で、住宅の13.8%です。このうち、売りにも貸しにも出していない空き家は385万6千戸(5.9%)で、使っていない実家の多くはこちらに入ります(総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」)。

相続した実家の扱いは相続した実家、どうする?、空き家の税金は空き家の固定資産税で比べられます。

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