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財産と借金の探し方
公的に調べられるものと、家族が探すしかないもの

相続の手続きや、相続放棄をするかどうかは、財産と借金がわかってはじめて決められます。調べたいものを選ぶと、公的に調べられる窓口・手数料・結果が届く日の目安を、時間のかかる順に並べます。相続放棄の3か月の期限に間に合うかもわかります。

2026年10月に、法務省・預金保険機構・生命保険協会・証券保管振替機構・信用情報機関の公式ページで確かめた額です

要点

  • 口座・不動産・保険・株・借金には、公的にまとめて調べる方法がある。ただし、どれも「全部」が出るとは限らない
  • 時間がかかるもの(株は2か月、口座は1か月)から先に申し込む
  • ネット銀行・コード決済・暗号資産・サブスクは、スマホとメールと明細から家族が探す
調べたいもの
件

引っ越しが多かった人は、昔の住所も条件に入れます。1件ごとに手数料がかかります。

入れると、相続放棄の期限(3か月)までに結果が届くかを出します。

入力した内容は送信しません。この画面の中だけで計算します。

目次(5)
  1. 公的に調べられるもの
  2. 家族が探すしかないもの
  3. 探す順番
  4. 元気なうちに
  5. よくある質問

公的に調べられるもの

財産調べ方どこで手数料届くまで気をつけること
不動産所有不動産記録証明書(請求書の書き方)全国どこの法務局(窓口・郵送・オンライン)検索条件1件ごとに1,600円(オンラインは1,500円、窓口で受け取るなら1,470円)混むと2週間ほど登記の氏名・住所が違うと出ない。見つからなくても手数料は返らない
不動産名寄帳(固定資産税の台帳)不動産がある市区町村(23区は都税事務所)300〜400円ほど(市区町村で違う)窓口ならその日。郵送は1〜2週間その市区町村の中の分だけ。非課税の土地・建物は載らない
預貯金相続時預貯金口座照会(申込書の書き方)受付をしている金融機関の窓口5,060円1か月ほど生前にマイナンバーを届け出た口座だけ。残高はわからない
生命保険生命保険契約照会生命保険協会(ネットか書面)6,000円(書面は7,000円)14営業日(3週間ほど)契約があるかだけ。中身と請求は保険会社へ
株・投資信託登録済加入者情報の開示請求証券保管振替機構(ほふり。郵送)7,700円(一覧図のコピーを出すと6,050円)2か月ほど口座のある証券会社などの一覧だけ。外国株・国債などは出ない
借金信用情報の開示CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター(郵送)1,500円・2,177円・2,403円7〜20日ほど個人からの借金・保証人の分は載らない。CICは死亡を確かめた時点で消えた情報もある
遺言書公正証書遺言の検索・遺言書保管事実証明書全国どこの公証役場(無料)・法務局公証役場は無料、法務局は800円窓口で公正証書は1989年以降の分

法務省(所有不動産記録証明)・預金保険機構(口座照会)・生命保険協会・証券保管振替機構・CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター・日本公証人連合会

家族が探すしかないもの

探す順番

  1. 相続放棄を考えているなら、借金を先に:放棄するかどうかは、相続を知った日から3か月のうちに決めます。信用情報の開示は7〜20日ほどで届きます。相続放棄するか決める
  2. 時間がかかるものを先に申し込む:株・投資信託(ほふり)は2か月ほど、口座の照会は1か月ほどかかります
  3. 一覧図を先に作ると、まとめて楽になる:法定相続情報一覧図の写しがあると、ほふりの費用が下がり、信用情報も1枚で請求できます。一覧図を作る
  4. 見つかったものは、一覧表に書き出す:遺産の一覧表に書くと、遺産分割や相続税の計算にそのまま使えます

元気なうちに

財産の一覧があると、家族の探す手間は大きく減ります。取引のある銀行・証券会社・保険会社、ネットのサービス、借金と保証人になっているもの、遺言書の場所を書いておきます。元気なうちのリストに、書いておくことをまとめています。

よくある質問

亡くなった人の口座を、全部まとめて調べられますか?

2025年4月から、金融機関の窓口で申し込むと、預金保険機構が口座のある金融機関をまとめて調べます(手数料5,060円)。ただし、出てくるのは、亡くなった人が生前にマイナンバーを届け出ていた口座だけです。公金受取口座に登録しただけでは口座にマイナンバーがひもづかないので、出てきません。残高もわかりません。申込書の書き方は口座照会の申込書の書き方へ。届け出のない口座は、通帳・郵便・キャッシュカードなどから探します。

不動産は、どうやって探しますか?

2026年2月から、法務局で「所有不動産記録証明書」を請求すると、亡くなった人が登記の上で持ち主になっている不動産を全国から一覧にしてもらえます(検索条件1件ごとに書面1,600円)。登記の氏名・住所が今と違うと出てこないので、昔の住所も条件に入れます。市区町村の名寄帳(固定資産税の台帳)でも、その市区町村の中の不動産がわかります。

借金があるかどうかは、どこで調べますか?

信用情報機関の3つ(CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター)に開示を請求します。手数料は1,500円〜2,403円で、郵送で7〜20日ほどで届きます。個人からの借金や、亡くなった人が保証人になっていた分は載らないので、郵便・通帳の引き落とし・契約書も見ます。

相続放棄の3か月の期限までに、調べが終わりません。

家庭裁判所に申し立てると、期限を延ばしてもらえることがあります(相続人1人につき収入印紙800円と郵便切手。原則3か月のうちに申し立てます)。期限を過ぎると放棄できなくなるので、早めに申し立てます。

関係する書類の書き方:相続時預貯金口座照会の申込書の書き方

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