計算ツール

土地を国に引き取ってもらう費用
相続土地国庫帰属制度の手数料と負担金

相続した、いらない土地を国に引き取ってもらう「相続土地国庫帰属制度」の、審査手数料と負担金(10年分の管理費にあたる額)を計算します。売る・相続放棄との比べ方もまとめました。

2026年10月時点の手数料と負担金で計算しています

土地の種類
㎡

登記事項証明書(登記簿)の「地積」です。

筆

入力した内容は送信しません。この画面の中だけで計算します。

相続土地国庫帰属制度とは

2023年4月から始まった、相続や遺贈(相続人への遺贈)で取得した土地を、一定の条件のもとで国に引き取ってもらえる制度です。申請先は、土地がある場所の法務局です(法務省「相続土地国庫帰属制度の概要」)。

費用の計算

審査手数料は、土地1筆あたり14,000円です。負担金は原則200,000円ですが、市街化区域などの宅地・田畑と、森林は、面積に応じて計算します(面積 × 単価 + 加算額、1,000円未満は切り捨て)。隣り合っている同じ種類の土地は、まとめて1つとして計算するよう申し出ることができます。

宅地(市街化区域・用途地域の中)

面積単価(1㎡)加算額
50㎡以下4,070円208,000円
100㎡以下2,720円276,000円
200㎡以下2,450円303,000円
400㎡以下2,250円343,000円
800㎡以下2,110円399,000円
800㎡超2,010円479,000円

田・畑(市街化区域・用途地域・農用地区域などの中)

面積単価(1㎡)加算額
250㎡以下1,210円208,000円
500㎡以下850円298,000円
1,000㎡以下810円318,000円
2,000㎡以下740円388,000円
4,000㎡以下650円568,000円
4,000㎡超640円608,000円

森林

面積単価(1㎡)加算額
750㎡以下59円210,000円
1,500㎡以下24円237,000円
3,000㎡以下17円248,000円
6,000㎡以下12円263,000円
12,000㎡以下8円287,000円
12,000㎡超6円311,000円

法務省「負担金の算定」の算定式で計算しています。

引き取ってもらえない土地

ほかの方法との比べ方

方法お金気をつけること
売る売れればお金が入る古い家や空き家は、買取の業者なら、そのままの状態で買い取ってもらえることもある
国に引き取ってもらう手数料と負担金がかかる建物は取り壊す必要がある。審査に時間がかかる
相続放棄かからない(裁判所の手数料など)土地だけでなく、預金などすべての財産を引き継げない。3か月以内

まずは、売れるかどうか・いくらで売れるかを調べてから決めるのが近道です。相続した実家の考え方は相続した実家、どうする?にまとめています。

よくある質問

建物がある土地は引き取ってもらえますか?

引き取ってもらえません。建物を取り壊して更地にしてから申請します。ほかにも、担保(抵当権など)がついている、境界がはっきりしない、土壌が汚れているなどの土地は対象外です。

審査で通らなかったら、手数料は戻りますか?

戻りません。審査手数料は、却下や不承認になっても返ってきません。申請の前に、法務局の相談窓口で対象になるかを相談できます。

相続放棄とはどう違いますか?

相続放棄は、預金などを含むすべての財産を引き継がない方法で、亡くなってから3か月以内に家庭裁判所に申し立てます。相続土地国庫帰属制度は、相続したあとで、いらない土地だけを国に引き取ってもらう方法です。

承認されたあとは?

負担金の通知が届いた日の翌日から30日以内に負担金を納めます。期限を過ぎると承認が取り消されます。納めた時点で、土地は国のものになります。審査にかかる期間は土地によって違うので、早めに法務局に相談しましょう。